古代中国の各地で行われていた、中国固有の医療体験が時代を経て積み重ねられ特に漢の時代に発達したため一般に漢方医学と呼ばれています。

中国を始め日本、朝鮮半島、インド等広くアジアに広まり発展して行きました。そのため今日では東洋医学とも呼ばれています。

東洋医学は自然哲学思想を基礎にした実践的な治療医学です。

物理療法としての　鍼・灸・按摩、科学療法としての　湯液(漢方薬)とからなっています。

東洋医学では「病気を見るのではなく病人を見る」
「病気を治すのではなく病人を治す」と言われているように、心と体が一体であり身体的異常は精神活動に影響するとしています。病名による診断ではなく全体的診断により治療を行います。

経絡とは全身を縦に走る数本の経脉とそれらをつなぐ絡脈とがあり、そこに、全身各部の働きを促し司っている気血が巡っています。経脈と絡脈を併せ持って経絡と呼んでいます。

経絡のどこかに異変が生じると(陰陽の不調和)身体各部のどこかに異変が現われます。

当院では鍼や灸を用い体内を流れる気血のアンバランス(陰陽の不調和)を調整し自然治癒力を高める経絡治療を行います。

古代中国の伝説の皇帝。「農耕と医薬の祖」とされている。